社内環境・福利厚生制度In-house environment / Welfare

従業員が安全に健康に、そして充実して働けるよう、当社では給与や賞与とは別に、社会保険や教育、安全対策など多面的な福利厚生制度を整えています。従業員の満足度や社内エンゲージメントの向上につなげるため、常に最新の制度に見直し、充実した社内環境と福利厚生で従業員のモチベーションと生産性を高めていきます。

人材育成

資格取得支援制度

社内規定に従い、資格取得を望む従業員のサポートとして、資格取得支援制度を導入しています。「自分の能力を証明し業務に活かしたい」と希望している従業員や、金銭的な負担で資格取得を諦めていた従業員たちのモチベーション、キャリアアップをバックアップ。知識や技術を持った従業員が増えることは、当社にとっても大きなアドバンテージです。これからも、従業員の能力を高めるためのさまざま支援制度を導入していきます。

安心・安全な職場づくり

労災上乗せ保険加入

従業員が業務中にケガや病気をした時には、政府の運営する政府労災(労働者災害補償保険)により補償がされます。従業員が1人でもいる場合、政府労災への加入義務がありますが、当社ではこれに加えて労災上乗せ保険(任意労災保険)にも加入。仕事中に突然ケガや病気に見舞われた従業員やその家族が、休業中の生活の不安を感じることがないよう、政府労災にプラスして補償することで、従業員やその家族を守ります。

iDeco/NISAへの奨励金支給

当社では、従業員に対してiDeco(公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度)と、つみたてNISA(積立投資専用の少額投資非課税制度)への奨励金支給を行っています。社内規定としては、奨励金に実費をプラスして運用することが支給条件。高齢化社会が進む中、「公的年金だけ老後の生活をまかなえるだろうか」と年金支給問題は深刻化する一方。この制度が、そんな老後の生活への不安を解消する一助になると考えています。

昼食弁当代への補助

社内食堂において、従業員の昼食用弁当代の補助をしています。従業員の金銭的な負担が減るだけではなく、「食事代の補助があるなら…」と、より多くの従業員が集まることで活発なコミュニケーションが生まれます。普段はあまり接点のない部署の社員と会話をすることにより、仕事への意識が変わったり、アイデアをひらめくきっかけになったりと、生産性の向上につながります。また、健康に配慮した食事を提供し従業員の健康を守ることで、会社も元気でいることができるのです。

休日出勤者への弁当提供

休日出勤をした従業員が希望する場合には、普段より少しランクアップしたお弁当を提供しています。ただし、日曜日の休日出勤の際は仕出し弁当の発注ができないため、従業員本人に昼食を調達していただくことになりますが、飲食店やコンビニなどのレシートを提出すれば、その分の代金を補助します。本来なら、ゆっくりと体を休めたり、家族や親しい人と過ごしたりするはずの休日に業務を行う従業員への、せめてもの感謝の気持ちです。

各種保険加入

社員の待遇を整える一環として、「健康保険」「厚生年金保険」「労災保険」「雇用保険」の、4つ全ての社会保険に加入しています。健康保険は医療費の補助、厚生年金保険は国民年金にプラスしての年金支給が約束されます。また、労災保険は業務中の病気やケガなどのへの補償、雇用保険は退職や失業の際に手当が支給されます。社会保険の完備は、従業員を守るための必要最低限の制度であり、働く上での大きな安心につながると考えています。

退職金制度(中小企業退職金共済)

退職金制度の有無は、従業員にとってとても重要なことだと考えています。退職金があれば、退職後の経済的な不安が軽くなり、安心して働ける材料となるでしょう。しかし、中小企業にとって自社で退職金制度を設けることは大変難しいため、当社では中小企業退職金共済に加入しています。受給方法は一時金一括でも年金形式でも可能で、中退共制度に加入している企業間であれば転職しても通算で支給されます。

安全への取り組み

従業員の安全と健康の確保のため、選任した安全管理者が事業場内を巡視した際に設備や作業方法などに危険性があると判断した場合には、速やかに必要な防止措置を講じるよう取り組みを行っています。また、工場での火災は甚大になりやすいため、火災を未然に防ぐために火災報知器を設置し、迅速に対応できるよう備えています。

社屋・設備の定期的なメンテナンス

従業員の安全と健康を確保するためには、福利厚生などのソフト面だけではなく、働く環境のハード面も同時に整えることが大切だと考えています。
建屋の構造や設備は、今求められている安全基準に沿うように、また、転倒などの危険を回避するため建屋や床の修繕を適宜行っています。近年は外国人の従業員も増えていることもあり、女子トイレを和式から水洗洋式にリフォーム。誰にとっても安全で、働きやすい職場を目指しています。

作業者人員配置の見える化

人員配置とは、事業計画の達成のために、誰をどこに配置するかを決定することです。企業目標の実現を図るためには、従業員を適材適所に配置し、戦略的な人員配置をする必要があります。当社では生産計画に従って「誰がどのラインに」「どの時間帯に」「何を担当しているのか」の配置図を作成し、作業者人員の見える化を行っています。配置図を作成することで、人員配置と作業の効率化を図るだけではなく、繁忙期に人員が足りているのかを確認する目的も兼ねています。

安全管理者研修の受講&設置

労働安全衛生法より、一定の業種と規模の事業場ごとに安全管理者を選任することが義務付けられています。当社でも要件を満たした従業員を安全管理者として選任し、地域で開催される研修に参加しています。安全管理者には事業場内の安全にかかわる技術的事項を管理する役割があり、事業者からも安全に関する措置を講じる権限を与えられています。作業場巡視の際、設備や作業方法などに危険性があると判断した場合は、直ちにその危険を防止するために必要な措置を講じます。

ヒヤリハット活動

ヒヤリハットとは、事故にはならなかったものの仕事中に「ヒヤッ」とし、ケガに至らなかった事故を意味します。ハインリッヒの法則では、1つの重大事故の裏には29件の軽微な事故があり、さらにその裏には300件の異常(ヒヤリハット)が潜んでいるとされています。ヒヤリハット活動は、無償事故の事例を集め、事前に危険性を認識し対策を考えることで、重大事故を未然に防ぐ安全活動です。当社でも、ヒヤリハットの報告は全体で情報を共有し、今後の改善につなげています。

社員同士のコミュニケーション

親睦会

普段はあまり接触のない従業員同士が交流する機会をつくることで、コミュニケーションをより円滑にし、会社を活性化することを目的として親睦会を開催しています。当社の親睦会は幹事が中心となり、従業員の慶弔やお見舞金手配の他に、新人歓迎会・忘年会・社員旅行・お誕生日のお菓子の手配や配布などを取り仕切っています。楽しいイベントで気分をリフレッシュしてもらい、「また明日からも頑張ろう!」と仕事へのモチベーションを高めてもらえたら嬉しいです。

社員旅行

かつては慰安旅行や忘年会を泊りがけで開催していましたが、近年は年に1回、日帰りの社員旅行を開催しています。観光バスを借りて、参加者みんなで乗り合わせて行くため、車内はとても賑やかで楽しい雰囲気です。今までの行先は、和歌山や草津温泉、京都や三重など。社員旅行中は業務を離れているため、従業員同士の交流もまた違った側面が出てきます。いつもとは違う雰囲気の中で、他部署の従業員と交流することで、普段とは違った話題で盛り上がっています。

お誕生日のお菓子

誕生日は性別や国籍や役職など、どんな違いも関係なく全員が平等に祝福される、そんな特別な1日です。毎日一緒に働き、職場で長い時間を共に過ごす従業員は、当社にとっても大切な存在。「少し特別で、贅沢な気分で誕生日を過ごしてもらえたら…」という気持ちを込めて、従業員の誕生日にはパティスリーキハチの焼き菓子をプレゼントしています。親睦会が中心となってお祝いの準備を行い、従業員の誕生日当日には「おめでとう!」と日ごろの感謝をこめて手渡しします。

熱中症予防対策

真夏用ポロシャツ一着無償提供

作業服は、体を汚れやケガから守る役割があり、体を動かしやすくする工夫がされています。また、同じ服を着ることで、職場の一体感やチームワークが向上する効果もあります。作業者にとって作業服はなくてはならないものですが、毎日着用する消耗品でもあります。特に夏場の工場内は気温が高く、たくさん汗もかくので、着用後は毎回の洗濯が欠かせず、洗い替え用に複数枚必要になります。そのため、当社では吸湿速乾素材でできた真夏用のポロシャツを1枚目は無償で支給しています。

大冷工業の空調システムで熱中症対策

近年続く厳しい夏の暑さは、作業環境改善の際の大きな課題となっています。工場内はさまざまな作業が行われているため気温がより高く、労働環境としては過酷です。そのため、当社では大冷工業の空調システムを導入し、熱中症対策を行っています。この空調設備はエアコンとは違い、水の気化放熱現象を利用し涼風をつくりだす仕組みのため、工場内の温度を39〜40℃から37℃ほどまで下げることができます。また、フロンを使わないため、地球環境にも優しい設備です。

夏場の麦茶/塩あめ/アイス/牛乳提供

熱中症を防ぐためには、水分とミネラル補給が欠かせません。当社では、麦茶から水分、塩あめからミネラルを摂取してもらうため、全従業員にそれらを支給しています。塩あめに含まれる塩分や糖分が気になる社員には、牛乳を提供(牛乳については派遣社員を含む全従業員に支給しています)。牛乳に含まれるたんぱく質は、運動後に摂取すると血液量を増加させて体にこもった熱を放出し、体温調節をしやすくなる効果が期待できます。また、希望者にはアイスも支給。活動前に摂取して、あらかじめ体の深部体温を下げておくと、後の体温上昇を抑えられる効果があるとされています。

感染症対策について

マスク・消毒液の配布

新型コロナウイルス流行の影響により、マスクと消毒液は今や生活の必需品となりました。飛沫感染防止のためにマスクを装着し、接触感染防止のためには手指を消毒する、こういった行為は、今や生活の一部です。毎日、複数回使用する消耗品のため、個人での金銭的な負担は少なくありません。もちろん、職場内での集団感染防止のためにも必要な対策なので、社員の健康を守るためにも、会社からもこれらを支給しています。

食堂/会議室/商談室へのアクリル板設置

新型コロナの主な感染ルートは、感染者の飛沫(つばなど)に含まれるウイルスを吸い込むなどして感染する「飛沫感染」と言われています。屋内で、人が多く集まりやすい職場では、そのリスクが高いとされており、特に会話をする時や、食事をする時には注意を払う必要があります。注意をしても完全に回避できるわけではない接触感染リスクを低減させるため、当社では、食堂、会議室、商談室にアクリル板の仕切りを設置しています。

インフルエンザ予防接種手当

毎年、冬になると猛威をふるうインフルエンザ。感染すると重い症状が出て、通常は1週間程度、出社することができません。感染力も比較的強いため、もし職場で集団感染が発生すると、多くの従業員が長い期間出勤できなくなり、業務に甚大な影響を及ぼします。お客様にご迷惑をかけないため、そして何よりも従業員の安全を守るため、当社では毎年、インフルエンザの予防接種への補助を行っています。

社員の健康サポート

定期健康診断

労働安全衛生法により、企業は従業員に対して1年に1回、定期健康診断を行う義務が定められています。企業は使用者責任として従業員の健康を守り、定期健康診断を通して従業員の健康状態を把握し、管理しなければなりません。近年では働き方改革などで、過重労働や長時間労を是正し、それらを原因とした健康障害を解消しようという動きもあります。従業員が健康であれば、職場に活気があふれ、生産性も向上します。それは、会社の「健康経営」にもつながっています。

酸健診

酸健診(歯牙酸蝕症健診)は、労働安全衛生法に基づき定められた特殊健康診断の1つです。メッキ加工の作業場では、塩酸・硝酸・硫酸・亜硫酸などの薬品が使われ、歯や歯周組織にとって有害なガスや蒸気が発生します。これらは、歯のエナメル質を溶かし、知覚過敏や虫歯の進行の原因になるため、当社では法律に則り、従業員に対し、雇入れ時、配置替え時、その後6か月以内に1回、歯科医師による健康診断の実施し、その結果を労働基準監督署長へ報告しています。

ストレスチェック

日本では長時間労働やハラスメントなどが原因で、メンタルヘルスに不調のある労働者が増加し、平成29年度には過労死などの精神障害の労災認定件数が過去最多となりました。そんな背景を受け、当社では本格的にメンタルヘルス問題に取り組み、健全な職場環境を構築するためにストレスチェックを導入。検査結果を集団的に分析・アプローチすることで、職場環境を改善し、従業員自身にストレスの状況について自覚させることで、メンタルヘルス不調のリスクを低減させることを目的としています。

産業医の巡回

当社では労働者の健康や安全を守るため、1ヶ月に1回、産業医による職場巡視を行っています。巡回時には、職場の温熱や空気環境、視環境、音環境、VDT等の作業環境、4S、トイレや休憩室の衛生管理、その他、AEDや消火器の設置場所などをチェック。これらの項目に問題があった場合は、衛生委員会などに報告し、改善を図ります。また、この職場巡視は単に職場を観察するだけでなく、従業員とのコミュニケーションを図る場としての機能も備えています。

毎日の体温測定

近年の新型コロナ感染症対策の一環として、従業員全員の体温測定を毎日実施しています。もともとはコロナ対策を目的として行っていましたが、現在は従業員の体調管理のために実施しています。早期に体調不良を見つけることができれば、症状が軽いうちに静養するなどの対処ができ、早期回復が期待できます。これは、職場全体の元気と健康につながります。

ハラスメントへの対応

ハラスメント研修

職場でのセクハラやパワハラは、大きな社会問題です。企業には、法律でその対策義務が定められており、当社でも従業員に向けての研修を行っています。ハラスメント行為の背景には、価値観の違い・コミュニケーションのズレ・相手への思いやりや想像力の無さがあります。研修を通して自分と他者の価値観の違いを認識し、相手のことを考えながらコミュニケーションを取るように努めています。また、正しい知識を得ることでハラスメントを生まない職場づくりに励んでいます。

ハラスメント防止規定の制定・相談窓口の設置

ハラスメント防止規定を策定するとともに、社内・社外にハラスメント相談窓口を設置いたしました。

ハラスメント防止規定で定めている禁止行為(一部抜粋)

セクシュアルハラスメント
  • 性的及び身体上の事柄に関する不必要な質問・発言
    例)スリーサイズを聞くなど身体的特徴を話題にすること。
    性的指向(どのような性別の人を恋愛・性愛の対象とするのか)や性自認(自分自身の性別をどのように認識しているか)をからかいやいじめの対象とすること。
  • わいせつな画像の閲覧、配布、掲示
    例)雑誌等のわいせつな写真・記事等をわざとみせたり読んだりすること。
    パソコンやスマートフォンの画面にわいせつな画像を表示すること。
  • 性的な噂の流布
  • 不必要な身体への接触
  • 性的な言動により、他の従業員の就業意欲を低下せしめ、能力の発揮を阻害する行為
  • 交際・性的関係の強要
パワーハラスメント
  • 身体的な攻撃
    例)叩く、職る等の暴力を行使したりすること
  • 精神的な攻撃
    例)皆の前で起立させたまま、大声で長時間叱責し続けた。
    相手の性的指向や性自認に関する侮厚的な言動をすること。
  • 人間関係からの切り離し
    例)業務上必要な情報や助言などを与えないこと。
    部下からの相談などを容意的に拒絶したり、無視したりすること。
  • 過大な要求
    例)正当な理由なく、無理難題な実現不能な業務、全く意味のない業務等を命じることおよび過度に業務を与えること。
  • 過小な要求
    例)業務上合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや、仕事を与えないこと
  • 個の侵害
    例)個人の私物を写真で撮影したりすること。
    上司との面談等で話した性的指向・性自認や病歴、不妊治療等の機微な個人情報について、本人の了解を得ずに、他の従業員に暴露すること。
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