山田メッキ工業所の課題を探ろうProject Story

Project01

従業員同士が話し合い、自らルールづくりをしていくことで責任と誇りを持って会社の運営に参加

「山田メッキ工業所の課題点を探ろう」プロジェクトでは、会社の課題点をピックアップして、従業員同士が話し合い、ルールをつくっていくことを基本としています。会社で感じた不安や課題を見て見ぬふりせず、解決に向けて自分たちで動いていくことにより、仕事や会社に対する自信と誇りを培いながら成長していくことを目的としています。

このプロジェクトが発足したきっかけを教えてください

早川
もともとは、当社の採用コンサルタントの方から、「従業員が会社の問題点を感じていても、それを改善するルールがなければモチベーションが下がり、離職率が上がってしまう」というお話を聞き、「まずは従業員からそういった意見を聞く場を設けたい」という私の発信に、社長がその機会を与えてくださったのが始まりです。初期メンバーもランダムに社長が声かけをしてくださったので、最初はメンバーも議題も何の先入観もないまっさらな状態からスタートしました。

現在は、どのようなプロジェクトを進めているのですか?

早川
現在は、従業員の現場での初期教育について話し合っています。当初は、月一ペースで集まって意見交換をし、改善点に関するテーマが決まったらそれに向けて話し合い、3ヶ月を目安にテーマもメンバーも変えていく予定でしたが、初期教育については、次から次へと課題とそれに対するアイデアが出てきて、1年がかりでのプロジェクトになっています。
鈴木
中途半端に終わらせたくないですからね。自分たちが納得できないとプロジェクトを完遂できないので、もしかしたらもっと長くかかるかもしれないですよね。
現在は、男性5、女性5の合計10名のメンバーで構成されています。

プロジェクトのもう少し具体的な内容を教えてください

早川
山田メッキ工業所には、高い技術を持ったベテラン社員はいっぱいいますが、それを後輩たちに伝えていく共通の教育制度がないことが若手社員たちの不安要素であり、不満要素でした。

現場で担当者に聞いて覚えると、人によって理解が違っていたり、習得度やスキルに差が出てしまいます。 それならば、「各部署に配属される前に、誰もが同じ条件で教育を受けられる指導マニュアルを作成しよう!」ということで、自分たちが主体となって今、その資料づくりを行なっています。

プロジェクトを進めるに当たって、どんなことを大切にしていますか?

早川
全員が同じマインドになることが大切だと思っています。とはいえ、最初から皆が同じ考えであるわけではありません。だから、納得いくまでとことん意見を出し合えるようにリードしているつもりです。どんな些細なことでも、どんなにメンバーとぶつかっても自分の意見は正直にしっかりと発言してほしい。

ただし、自分と違う意見は決して否定しないこと。そうやって、本音で意見を出し合えば、必ず折衝ポイントは見えてきますから。
鈴木
早川さんがうまくリードしてくださるおかげで、年齢や立場に関係なく発言させてもらっています。会社のルールづくりに参加できるということは、自分の仕事に対する責任や、会社に対する愛着や誇りを持つことができる、とても貴重でありがたい機会だと思います。

今後の展望について教えてください

早川
言われたこと、決められたことをやるだけでは何も成長しません。どんなことも自分事として捉え、単なるルーティンワークではなく自分たちのビジョンを持って動いていくことが大切だと思います。

自分一人ができればいいのではなく、みんなでできるようにする、そんな風に一緒に階段を登っていけばきっと、自分にも会社にも自信を持って向き合うことができると思います。これからも、会社の課題点はどんなに小さなことでも従業員全体で考えて、一緒に解決していきたいと考えています。

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